


共生社会作り
受傷後、多くの人たちからの励まし、ご協力、支えによって2018年に和食レストランわっ嘉を開店し、新しい生活を始めることができました。
そしてもう1つわっ嘉開店の目的がありました。それは、わっ嘉を多様な方が集まるそしてみんながその混ぜこぜ具合を楽しめる場所にしたい、障害者も健常者もなく、心のバリアフリー化を進めたいということです。歩けなくなって私は、社会は車椅子生活者に対して優しくないと実感しました。ですのでこの日本を本当の共生社会にしたいという気持ちが強くなり、共生社会作りは私のライフワークとしました。
2023年2月、わっ嘉を閉店させ私も次なる挑戦に向かって歩き出しております。私の下記の活動にご興味ございましたら是非「お問い合わせページ」からコンタクトください。

1. ピアサポート
事故や病気によって車椅子生活者になってしまった人が沢山いらっしゃると思います。ちなみに脊髄損傷で車椅子生活を余儀なくされる人は年間30人とも50人とも聞きます(正確な統計はなく推計とのこと)。
私のときは「先輩受傷者で新しい道に前向きに歩んでいた人」を見つけて相談することができませんでした。精神的打撃、自分の否認、怒り、罪意識、孤独、現実の受容、希望、新しい自分と新しい活動との出会い、それら全部が今でも昨日のことように思い出します。
受傷しあなたが独りでとても難しい時間をお過ごしならば、前を見て生きていける気がしないと思われていましたら、私にコンタクトしてください。カウンセラーやコーチの資格などは持っていません。でも、同じ地獄を経験した私があなたのお話を真剣に聞き、全力で相談に乗ります。
もしかしたらあなたに必要な情報を提供してくれたり、手を引っ張ってくれたり、背中を押してくれたりするような新しい仲間や味方になってくれそうな力強い人たちをご紹介できるかもしれません。善い人のネットワークがわっ嘉開店後の私の自慢でもあります。
健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」ということだそうですが、では車椅子生活者は健康寿命が終わっているのでただおとなしく肉体寿命を待つだけなのでしょうか?違います!発想を変えてご自身の幸せを見つけて、幸福寿命を延ばしましょう!
またこのピアサポートは私金子淳一郎のボランティア活動ですので費用は一切かかりません。

2. 講演
私の経験を学校など各種公的機関でお話しております。私が経験したことは事故で歩けなくなったことの絶望感、ずっとつきまとう悩み、奮起、復活そして開店後の行動についてです。最近はコロナの大逆風が吹いている中、仲間、協力者、コミュニティーに助けられていることなども含み話します。
まだまだ感染予防や経済不安のある世の中ではありますが、「障害や障害者のことを知り、多様性を包含しみんなが公平に生きる」ことに関する発信は絶対怠ってはいけないと思って活動しております。
3. 地域のDEI関連活動イベント
地域(流山市・柏市)で開催される意見交換会や座談会に呼ばれることもあります。私の経験、仕事や生活の実状や苦労している点などを障害者として車椅子ユーザーとしての一意見としてお話ししております。地域のDEI化のためになるという「場所」や「機会」であれば、時間の許す限り出かけております。
参加後に来店客が増えなくても、すぐに社会が変わらなくても、私の経験を伝え、意見の発信を継続することは必要だと思っております。

